統合化リゾート(IR)産業の舞台裏

世界の潮流として”カジノ”という言葉は”ゲーミング”と読み替えるのがふさわしい.
夜明け前の日本のIRカジノ産業に役立つかも知れないさまざまな事柄について書いてゆきます.
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IR事業とSOP(1)
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    S001_IR事業とSOP(1)

     

    SOP は Standard Operation Procedure の頭文字語

    事業を経営するときの基本要素は人・金・モノと言われる.平たく言えば”人”は組織,”金”は資金,”モノ”は設備や場所を指す.経験的にはこれに”情報”を加えたい.

     

    IR事業をカジノホテル複合事業と読み替えると,その実態は日本国内にはいまだ存在しない.しかしG7先進国では日本を除く各国にIR事業が存在する.各国ではIR事業を一定の法律に規程した要件を満たすことで普通の事業として認めている.

     

    だから日本も法制度を確立してIR産業を認知することが国の成長戦略のひとつとして議論されている.これが2016年12月,国会に上程され成立した「統合化リゾート(IR)推進法」, いわゆる”カジノ法案”である. これにより1年後の2017年末までにはIR産業の基本的な法制度と行政管理の細目が決まることになる.

     

    さてIR分野だけでなく事業経営を考えるとき基本要素は,人・金・モノ+情報だけではない.一般に各要素を経営の実態に落とし込むには事業の目標・目的を設定する.この目標を達成するため事業者は具体的な戦略を立て,目標達成までの道筋 (行程・日程) を決め,投入する資源 (資金・人員) の目標(値)を定める.

     

    次に実施計画に沿い日々の活動を開始するわけだが,もうひとつ重要なことがある.それは企業内の活動を規程する内規 (やるべき事=標準とその手順) を定めることだ.活動の計画から実施,評価まで (いわゆるプラン・ドゥー・シー) を設定し明示するわけである.

     

    IR事業の実態を見るとき他の事業と同様に,社内のすべての活動を規程する内規を定めていることが判る.この定めがなければ,各層の管理者は何に基づいて計画を立案,実行し,結果をどう評価するか判らなくなる.SOPとはつまりこの行動規範を内規として定めたものをいう.

     

    SOPの内容は事業組織ごとに異なってよい.しかしIR事業も収益事業であれば,収益実現までの基準となる事柄は自ずと業界ごとに類似してくるのは当然であろう.国内にIR事業機会が生まれるのはこれからである.IR事業の強力な収益エンジンのひとつがカジノフロアであれば,その運営実務に必要不可欠なSOPをどう構築するかは今後,国内でIR事業に取り組む方々にとり大きな経営課題のひとつとなると考えられる.

     

     

     

    次回は「IR事業とSOP(2)」です.


    | kensけん | SOP - IR の実務 | 12:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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